ゴルフ会員権における永久債とは
ゴルフ会員権における永久債とは
ゴルフ会員権の中で、永久債という仕組みを設定しているゴルフ場がございます。
ゴルフ会員権をお求めの方でも、永久債という言葉をご存じの方はあまりおられません。
ここでは、永久債とはどのようなものか説明していきます。
そもそもの「ゴルフ会員権の仕組み」や「預託金制度」については、以下の記事を参考にしてください。
預託金制のゴルフ会員権のお手放し検討方法
例えば預託金制度があるゴルフ場で、
仮に預託金100万円、償還期間10年のゴルフ会員権をお持ちのメンバー様がおられるとします。
このメンバー様が、10年メンバーとして経過した後にお手放ししようとうする場合、ゴルフ場に償還請求して100万円を戻す権利を有します。
その時市場での金額と比較して、有利な方とお取引きをする事が一般的な預託金制のゴルフ会員権のお取引です。
但し、ゴルフ場に償還請求をしつつ、ゴルフ会員権は市場で売却をするという、両方との取引はできません。
ゴルフ場に償還をする際には、ゴルフ会員権丸ごとゴルフ場に返す事になり、
市場で手放す場合は、預託金つきのゴルフ会員権としてお手放しする事となります。
あくまでどちらか一方とのみお取引をする事ができます。
永久債のお手放し検討方法
「永久債」の場合は、前述の償還期間10年という部分が、「ゴルフ場が解散する時(=永久)」という形になります。
よって、メンバーの方が考えるタイミングでは実質的には償還ができませんので、将来お手放しの際には、償還するという選択肢は取れません。
将来ゴルフ会員権を手放す場合、市場で手放すことを検討する必要があります。
永久債は、あくまで償還請求するという事が自由にできなくなる事であり、ゴルフ会員権の価値そのものがなくなるという話ではありません。参考になりましたら幸いです。