ゴルフ会員権の仕組みをわかりやすく

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ゴルフ会員権の仕組みをわかりやすく

証券

ゴルフ会員権の仕組みについて

この記事では、ゴルフ会員権の仕組みを初心者の方に向けてなるべく専門的な用語を控えてわかりやすく解説します。

専門用語をなるべく控えますので、おおまかにゴルフ会員権というものの仕組みを捉えるのにお役立てください。このウェブサイトの記事は、ゴルフ会員権取引60余年、九州で一番経験が長い株式会社西日本ゴルフサービスの代表者である九州ゴルフ会員権取引共同組合理事長の監修を受けたものです。

ゴルフ会員権業者

ゴルフ会員権とは?

そもそもゴルフ会員権とは、特定のゴルフ場における「会員としての権利」です。

多くの場合、「証券」「証書」(以下、「証書」)などともよばれる賞状のようなものが発行されています。
(これらがないゴルフ場もあれば、複数枚あるゴルフ場もございます。)

通常、ゴルフ会員権を手に入れただけでは、ゴルフ場の会員(メンバーとも言う。以下、会員)としてはまだ認められておらず、ゴルフ場の審査を受け、理事会の承認を得る必要がございます。証書の他、入会審査に必要な書類をゴルフ場に提出し、入会審査を通過する事で、ゴルフ場の会員としての権利が発生します。審査においては、後述する「紹介者」が必要になる仕組みが多くなっております。

 

ゴルフ会員権にはどんな種類があるのか

ゴルフ場には、以下のような「パブリック制」のゴルフ場と、「会員制」のゴルフ場がございます。

 

・パブリック制のゴルフ場

「パブリック」とは、「公共の」という意味があります。誰もがプレーが可能なゴルフ場であり、つまりは会員制ではないゴルフ場だとお考え頂けます。

 

・会員制のゴルフ場

この会員制のゴルフ場が発行する会員である証が、ゴルフ会員権です。この会員制の仕組みにもいくつかタイプがあり、主には「預託金制」「株主会員制」「社団法人制」等がございます。

 

✅預託金制

預託金制のゴルフ会員権は、新規募集での入会の際、ゴルフ場にお金を預けて会員となるシステムとなっており、日本の会員制ゴルフ場のほとんどが、この預託金制を導入しており、およそ9割程度がこの仕組みであると言われています。

既に市場で流通しているゴルフ会員権を入手し、それを名義書換する事によって会員となる場合は、預託金付のゴルフ会員権として入手している為、新たに預託金を預ける必要はありません。

多くの場合、預託金制のゴルフ会員権の証書に、預託金の金額(額面とも言います。)が記載してあり、会員は予め定められた期間(償還期間)を経過した後に会員を辞める場合には、ゴルフ場に対してこの預託金の返還を請求する事(償還)が出来ます。

償還期間や預託金の金額は、新規募集毎に異なる設定の場合がありますので、同じゴルフ場であっても内容が異なる場合があります。

償還期間は多くの場合、10年~15年程度で、当該ゴルフ会員権が発行されてからの期間ではなく、償還を請求しようとする会員が名義書換をしてからの期間であるケースが多いです。

又、通常、預託金制のゴルフ会員権は、預託金が付いたゴルフ会員権として流通しており、これらを分離してお取引する事は出来ない仕組みです。

お手放しになる際には、預託金付のゴルフ会員権として市場で手放すか、ゴルフ会員権とともに預託金償還を行いゴルフ場に返すか、のどちらかを選択する事ができます。

 

✅株主会員制

株主会員制のゴルフ場は、会員が株主となり出資している仕組みですので、株主としての権利である議決権を持ちます。

議決権は経営参加権とも呼ばれ、文字通り経営に参加する事ができる仕組みです。

 

✅社団法人制

社団法人制のゴルフ場は、ゴルフ場が社団法人として組織されており、ゴルフ会員権の仕組みとして会員制であるゴルフ場です。

会員は、社団法人の社員として運営に参加するため、会員としての権利が非常に強い仕組みとなっております。

 

✅その他

上記の他、任意団体制のゴルフ場や会員制で預託金のないプレー権の仕組みを取るゴルフ会員権もございます。

プレー権のゴルフ会員権は、預託金制度で預託金がない仕組みとお考え頂けます。

近年、ゴルフ場の新規募集でこのプレー権のゴルフ会員権が新規募集される事が多くなっております。

比較的廉価で入会する事が出来ますが、市場で流通しているゴルフ会員権の方が経済的に有利な場合や、一代限りで将来譲渡出来ない場合もございます。

主なタイプは上記のようになりますが、ゴルフ場により千差万別の仕組みがなされておりますので、気になるゴルフ場のゴルフ会員権がございましたら是非一度お問合せください。

 

ゴルフ会員権にはどんなメリットがあるのか

疑問

ゴルフ会員権を購入し、ゴルフ場のメンバーになるといくつかのメリットがございます。主にプレー料金が安くなる、ホームコースが持てる、月例競技会に参加できる等になりますが、詳しくは下記リンクにその仕組みをわかりやすく記載しておりますので、是非参考にされてください。

購入してメンバーになるメリットついて

又、会員になると、ビジターよりも早い時期に予約が可能になったり、会員と一緒でなければプレーができないゴルフ場等もございますので、その点も大きなメリットと言えます。又、地域によっては、メンバーになる事で「フリー来場」をメリットとして期待されるゴルファーの方もいらっしゃるかと思います。フリー来場とは、予約なしでふらっと立ち寄ってプレーする事を指しますが、九州地区では対応しているゴルフ場は決して多くありません。

 

ゴルフ会員権はどこで買えるのか?

場所は

ゴルフ会員権をどこで手に入れるのかよくわからないと御相談される事がございます。よくある代表例は以下のようになります。

①ゴルフ場から購入する(新規募集)

ゴルフ会員権をどこから購入しようかと考えた時に、一番に思いつく購入先はゴルフ場だと思います。しかし、ゴルフ場は多くの場合、必要な場合に、必要な人数のみ「新規募集」という形で会員を募集(ゴルフ会員権を販売)しています。常に募集をするものではなく、何年も新規募集がない事の方が一般的です。よって、購入を検討中のゴルフ場がちょうど新規募集をしていれば検討し、していなければ後述する業者から購入するのが一般的です。又、新規募集をしていても、市場での流通も同時に行われているケースもございます。新規募集で購入するより有利な状況の場合もございますので、まずはご相談頂ければと思います。

②ゴルフ会員権業者から購入する

①の新規募集は何年も募集がない事が当たり前ですので、②ゴルフ会員権業者から購入するケースが一番多いパターンです。

ゴルフ会員権業者についてあまり聞き馴染みがない方が多いかもしれません。ゴルフ会員権業者とは、①新規募集で購入した人が、何らかの理由で会員を辞めたい、ゴルフ会員権を売りたいと考えた際に、そのゴルフ会員権を購入したい人を見つけて売買を行う業者です。

車で言えば、①は新車販売、②は中古車販売のような仕組みであると考えればわかりやすくできるかもしれません。欲しいゴルフ会員権がある時は、ゴルフ会員権業者に連絡し、市場で流通しているゴルフ会員権を探してもらうのが一番早く会員になりやすい方法です。

③知人等から購入する

ゴルフ会員権代金の相場が比較的安いゴルフ会員権等でたまに聞く方法です。お互い合意出来ていれば、ゴルフ場に書類等を求め自分たちで行う事で、ゴルフ会員権業者の手数料を浮かせる事ができますが、あまりおすすめはできません。ゴルフ会員権代金の相場は、同じゴルフ場の会員権であっても条件により大きく異なる場合がございます。

購入の費用はゴルフ会員権の代金だけではなく、その他の費用も加味して相場がついております。又、証書があっても既に無効になっている会員権であったり、何年も年会費が支払われていなかったり、入会に必要な書類が揃わないものであったりする事があります。

上記のような思わぬトラブルは、日々取引をしている我々業者でさえ度々経験しますので、思わぬトラブルを避ける為にも、個人間でのお取引はあまりおすすめする事ができません。たまにお知り合い同士で会員権を融通するので、手数料を払うので、書類の確認だけお願いしたいとお申し出を受ける事がございます。

ゴルフ会員権購入費用は何が必要?

費用

ゴルフ会員権を購入する際には、ゴルフ会員権本体以外にも費用が発生します。代表的なものは、以下になります。

①ゴルフ会員権本体の代金

②ゴルフ会員権業者の手数料

③名義書換代(名義変更料、名変代と表現する事もございますが同一の費用です。)

④ゴルフ場の初年度年会費

➄その他

①ゴルフ会員権本体の代金

ゴルフ会員権本体の代金は、ゴルフ会員権毎に異なります。ゴルフ場での新規募集が決まった金額であるのに対し、市場での金額はその時の需給によって変動します。当然、需要が高まれば価格の相場は上がり、供給が増えれば価格の相場は下がります。

又、同じゴルフ場の同じ正会員であっても、条件が異なる場合は、相場も異なる場合があります。稀にあるタイプとしては、次回1回分の名義書換代が通常の名義書換代より安くなる仕組みがある場合がございます。名義書換代が異なる場合でも、ゴルフ会員権本体+名義書換料では結局同じ相場になりますが、ご案内の際にご説明いたします。

 

②ゴルフ会員権業者の手数料

ゴルフ会員権業者の手数料は、

会員権代金の3%+消費税(但し、最低手数料として5万円+消費税)である場合が多く、弊社も同様です。

 

③名義書換代

これはゴルフ会員権の名義を、前の持ち主から書換する為のゴルフ場に対する費用です。ゴルフ場の手数料と考えれば分かりやすいかもしれません。名義変更料や名変代と言われる事もあります。これは、ゴルフ会員権を購入した後に、ゴルフ場に名義書換の申請を行い、ゴルフ場で承認が降りた後に請求がある場合がほとんどです。

 

④ゴルフ場の初年度年会費

ゴルフ会員権を購入し会員になると、多くの場合、年会費が発生します。(年会費がないゴルフ場もございます。)その年会費は、ゴルフ場が定める事業年度を区切りとして1年分まとめて請求されます。しかし、期中で会員を辞める場合は、未経過の年会費は払いすぎる事となります。次に入会される方に、この払いすぎた年会費を継承できるゴルフ場の場合、我々ゴルフ会員権業者が売買時に未経過分を調整して計算します。本来年会費はゴルフ場にお支払するものですが、このような場合、初年度分はゴルフ会員権業者にお支払が必要になる場合がございます。

 

➄その他

ゴルフ会員権の購入に関わる主な仕組みは上記の通りですが、その他にも入会金や供託金等、別途必要な仕組みがある場合がございます。気になるゴルフ会員権がある場合はお調べ致しますので、是非一度ご相談下さい。

購入の流れについては、リンク先の弊社ウェブサイトを参考にしてください。

 

紹介者について

取引

ゴルフ場の会員になる場合、ゴルフ会員権を購入しただけではまだ会員ではありません。ゴルフ会員権を手に入れ、ゴルフ場の審査に合格する必要がある事は冒頭で説明致しました。その審査において、「紹介者」が必要になる仕組みがございます。「紹介者」とはそのゴルフ場の現役の会員であり、名義書換を希望される方が、会員としてふさわしいと保証してくれる会員です。ゴルフ場によって、「紹介者」「保証人」「推薦者」「推薦人」「推薦保証人」など名称は異なりますが、ここでは説明の為「紹介者」に統一して解説します。この紹介者が1名若しくは2名必要になる事が一般的で、別途「在籍〇年以上である事」等の在籍年数の要件や「理事・委員である事」など役職の要件がある場合がございます。

又、ほとんどの場合で、紹介者に年会費の未納等があると、紹介者としては認められません。この仕組みはゴルフ場によって大きく異なりますので、気になるゴルフ会員権がある場合は、どういった紹介者が必要かお調べ致します。

 

ゴルフ会員権の相続や贈与について

贈与

ゴルフ会員権の相続や贈与が発生した際の評価については、国税庁のウェブサイトに記載がございますので、下記リンク先よりご確認ください。

相続を受けた際の評価について確認する(国税庁ウェブサイト)

相続についての記事はこちらからご確認ください。

ゴルフ会員権を相続によって取得し、それを売却する場合、通常のお手放しの書類に加えて、記名者と相続人との関係がわかる書類や遺産分割協議書などが必要になります。特に記名者と相続人との関係が分かる書類は、そのご家族の状況によって、必要な書類が異なりますので注意が必要です。

 

まずは西日本ゴルフサービスまで

西日本ゴルフサービス

以上がおおまかなゴルフ会員権についての解説になります。ここまでお読みになった方は、既に気になっているゴルフ場があるのではないでしょうか。ゴルフ会員権は、ゴルフ場により売り買いのバランスが偏っているケースが多く、その場合ご案内までお時間を要します。人気が高いコースは、購入のご相談ばかりでなかなか手放す方が見つからず、年単位でお時間を頂く場合などもございます。

逆にあまり人気がない状態のコースは、なかなか購入する方が見つからず、年会費の負担ばかりかさんでしまう場合もございます。需給が偏っていると価格の相場も流動的ですので、気になるゴルフ会員権がある場合は、まずは一度西日本ゴルフサービスまで御相談下さい。

購入できる物件一覧は、こちらよりご確認ください。

 

 

福岡・九州でゴルフ会員権の購入や売却をお考えなら、西日本ゴルフサービスをご利用ください。
おすすめ物件のご紹介はもちろん、ゴルフ場会員権の相場情報等、様々なサービスをご提供しておりますので、お気軽にご相談ください。皆様の快適なゴルフライフをサポートいたします。

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